診察案内
毎日しっかり歯磨きをしているのに、歯科検診で「虫歯があります」と言われた経験はありませんか?
実は、歯磨きだけでは虫歯を完全に防ぐことは難しいのです。
この記事では、歯磨きをしていても虫歯になってしまう原因と、それを防ぐために定期メンテナンスが重要な理由について解説します。
虫歯は、以下の4つの要因が重なることで発生します。
つまり、毎日歯を磨いていても、磨き残しがあって細菌と糖分が長時間歯に触れていれば、虫歯になる可能性があるのです。
歯ブラシで落とせる汚れは、口の中全体の約60%程度と言われています。どんなに丁寧に磨いても、約40%の汚れが残ってしまうのです。
特に磨き残しが多いのは、次の4つの場所です。
また、多くの方は無意識のうちに毎回同じ磨き方をしており、同じ場所に磨き残しが生じる「クセ」があります。自分では丁寧に磨いているつもりでも、実際に染め出し液で確認すると毎回同じところに汚れが残っていた、という方がほとんどです。
こうした磨き残しが24〜48時間ほどでバイオフィルム(成熟した細菌の塊)となり、酸を出して歯を溶かしていきます。セルフケアだけでこれを完全に防ぐのは、実はとても難しいことなのです。
セルフケアでは取りきれない汚れや歯石は、歯科医院でのプロフェッショナルクリーニング(PMTC)で除去する必要があります。
メンテナンスの頻度は3〜4ヶ月に一度が基本の目安です。
この間隔には根拠があります。歯科のクリーニングで一度きれいにしても、日常の磨き残しによってプラークは再び蓄積していきます。研究では、約3ヶ月で歯周ポケット内の細菌叢(細菌の種類や量)が元の状態に戻ることが報告されています。つまり、細菌が再び悪影響を及ぼし始める前にリセットする——これが3〜4ヶ月間隔の根拠です。
逆に言えば、メンテナンスの間隔が空きすぎると、せっかくきれいにした口腔内が元に戻り、虫歯や歯周病のリスクが再び高まってしまいます。
当院のメンテナンスでは、以下の流れで進めていきます。
各ユニットに設置した大型モニターを使い、お口の状態をわかりやすくご説明します。「どこを」「どう磨けば良いか」が目で見てわかるので、ご自宅でのケアにすぐ活かしていただけます。
また、メンテナンスの間隔は患者さま一人ひとりの状態に合わせて調整しています。まだブラッシングに自信がない方や歯ぐきの状態が安定していない方には、まず1ヶ月ごとにお越しいただき、ブラッシングの改善状況や歯ぐきの回復を確認します。しっかりセルフケアが身についてきた段階で、3〜4ヶ月間隔へ移行する流れです。
メンテナンスは担当衛生士制を採用しており、毎回同じ衛生士が継続的にお口の変化を管理します。患者さまのペースに合わせて進めますので、「歯医者は久しぶりで不安」という方もご安心ください。
虫歯は「毎日磨いていれば大丈夫」というものではありません。歯ブラシだけでは届かない場所があり、自分では気づけない磨き残しのクセがあります。
だからこそ、定期的なプロのメンテナンスで口腔内の細菌をリセットすることが大切です。
「磨いているのに虫歯になる」とお悩みの方は、まずは一度ご相談ください。染め出しで現状を確認するところから始められます。
学芸大学リアン歯科(学芸大学駅東口徒歩1分)では、予防歯科のご相談を随時受け付けております。
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Q. 虫歯は歯磨きだけで防げますか?
歯磨きだけでは口の中の汚れの約60%しか落とせません。歯と歯の間や歯周ポケットには歯ブラシが届きにくいため、フロスや歯間ブラシの併用と、定期的なプロケアが必要です。
Q. フロスはいつ使うのが効果的ですか?
1日1回、就寝前の歯磨きの際に使うのがおすすめです。寝ている間は唾液の分泌が減り、細菌が繁殖しやすくなるため、就寝前にしっかり汚れを落とすことが大切です。
Q. 歯科メンテナンスはどのくらいの頻度で通うべきですか?
基本的には3〜4ヶ月に一度が目安です。ただし、ブラッシングに自信がない方や歯周病のリスクが高い方は、最初は1ヶ月ごとに通い、状態が安定してから間隔を延ばしていく方法が効果的です。
Q. 詰め物や被せ物があると虫歯になりやすいですか?
はい。詰め物と天然歯の境目にはわずかな隙間が生じやすく、そこから細菌が侵入して二次虫歯(治療した歯の再発)が起こることがあります。定期検診で早期発見することが重要です。