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口腔外科

口腔内の外科的処置を安全で確実に行う専門治療

学芸大学リアン歯科では、親知らずの抜歯をはじめとする様々な口腔外科処置に対応しております。口腔外科は文字通り外科的な処置を伴う治療分野であり、豊富な経験と高度な技術、そして安全性への配慮が求められます。当院では患者さまの状態を詳細に評価し、安全に処置が行える症例について適切な治療をご提供いたします。
子育て世代の患者さまにとって、外科処置は特に不安を感じやすいものかもしれません。当院では十分な説明と痛みに配慮した処置により、患者さまが安心して治療を受けられる環境を整えています。また、処置後の回復期間中も、お仕事や育児への影響を最小限に抑えられるよう配慮した治療計画を立てております。

当院で対応可能な口腔外科処置

親知らずの抜歯

最も多い口腔外科処置の一つが親知らずの抜歯です。単純な抜歯から水平埋伏歯、完全埋伏歯まで幅広い症例に対応しており、歯科用CTによる詳細な画像診断により安全で確実な処置を行います。特に下顎の親知らずでは重要な神経との位置関係を正確に把握し、神経損傷のリスクを最小限に抑えた治療を実施いたします。
ただし、極めて困難な症例や全身的なリスクが高い場合には、大学病院や専門機関での治療をおすすめすることもあり、患者さまの安全を最優先に考えた判断を行っております。無理な処置は行わず、適切な医療機関での治療が必要と判断した場合は、責任を持ってご紹介いたします。

歯根端切除術

根管治療では改善が困難な根尖性歯周炎に対して行う外科的な処置です。歯茎を切開して根の先端部分を直視下で切除し、同時に感染組織の除去や逆根管充填を行います。この処置により、抜歯を回避して歯を保存できる可能性があります。
適応症例は限られており、詳細な検査により治療の成功見込みを評価した上で、患者さまにとって最適な治療選択肢をご提案いたします。

嚢胞摘出術

顎の骨の中にできる嚢胞の摘出手術も行っております。嚢胞は徐々に大きくなり、放置すると周囲の骨を溶かしたり神経を圧迫したりする可能性があります。早期に発見し、適切なタイミングで摘出することで、より侵襲の少ない処置で治癒を図ることができます。
嚢胞の大きさや位置により処置の複雑さが異なるため、CT画像による詳細な診断を行い、安全で確実な処置方法を検討いたします。

安全性を重視した治療体制

歯科用CTによる詳細診断

口腔外科処置において最も重要なことの一つが、正確な術前診断です。当院では歯科用CTを完備しており、従来のレントゲン写真では判断困難な三次元的な構造を詳細に把握できます。重要な神経や血管との位置関係、骨の厚みや密度、病変の広がりなどを正確に評価することで、より安全で確実な処置が可能になります。
特に下顎管(下歯槽神経と血管が通る管)や上顎洞との位置関係は、処置の安全性に直結するため、詳細な画像診断に基づいて慎重に治療計画を立てます。診査の結果、必要がある場合は大学病院に紹介しています。

痛みに配慮した麻酔技術

当院では表面麻酔と電動注射器を使用し、麻酔注射時の痛みを大幅に軽減しています。また、処置の範囲や難易度に応じて適切な麻酔方法を選択し、患者さまが痛みを感じることなく処置を受けられるよう配慮しております。
局所麻酔が十分に効いていることを確認してから処置を開始し、処置中も患者さまの状態を常に確認しながら進めてまいります。

感染対策と滅菌管理

口腔外科処置では感染予防が極めて重要です。当院では徹底した滅菌管理により、清潔な環境での処置を実施しております。使用する器具はすべて適切に滅菌処理を行い、ディスポーザブル(使い捨て)製品も積極的に活用しています。
術後の感染予防についても、適切な抗菌薬の処方と詳細な注意事項の説明により、合併症の発生を予防しています。

処置前の準備と説明

詳細な問診と全身状態の確認

外科処置を安全に行うためには、患者さまの全身状態を正確に把握することが重要です。現在服用中のお薬、既往歴、アレルギーの有無などについて詳しくお聞きし、処置に影響を与える可能性のある要因がないかを確認いたします。
血液をサラサラにするお薬を服用されている方や、糖尿病などの基礎疾患をお持ちの方については、主治医との連携を取りながら、安全に処置が行えるよう調整いたします。

インフォームドコンセント

処置内容、期待される効果、起こりうる合併症、術後の注意事項などについて、模型やCT画像を用いて分かりやすくご説明いたします。患者さまが十分にご理解いただき、納得された上で処置を行うことを重視しております。
不安や疑問がございましたら、遠慮なくお尋ねください。すべての疑問を解決してから処置を開始いたします。

術後の管理とアフターケア

術後の注意事項

処置後は止血の確認と詳細な注意事項についてご説明いたします。当日の過ごし方、食事の内容、歯磨きの方法、処方薬の服用方法などについて、書面でもお渡しして確実に理解していただけるよう努めています。
また、緊急時の連絡先もお伝えし、万が一のトラブルにも迅速に対応できる体制を整えています。夜間や休日であっても、必要に応じて対応いたします。

経過観察と抜糸

処置の内容により異なりますが、通常は数日から一週間後に経過確認のため再来院していただきます。傷の治癒状況を確認し、抜糸が必要な場合は適切なタイミングで行います。
治癒過程で気になることがございましたら、いつでもご連絡ください。早期に対処することで、より良い治癒を促進できます。

処置の適応と限界

適応症例の慎重な判断

当院では、安全に処置が行える症例についてのみ口腔外科処置を実施しております。詳細な検査により、処置の難易度や合併症のリスクを評価し、当院での処置が適切かどうかを慎重に判断いたします。
患者さまの全身状態、病変の複雑さ、予想される治癒期間などを総合的に考慮し、最適な治療方針をご提案いたします。

専門機関との連携

極めて困難な症例や全身的なリスクが高い場合、入院下での処置が望ましい場合などは、大学病院や口腔外科専門医への紹介を行っております。患者さまの安全を最優先に考え、より適切な医療機関での治療をおすすめすることも重要な判断の一つです。
紹介後も、必要に応じて経過について情報共有を行い、継続的なサポートを提供いたします。

口腔外科処置に関する不安への対応

痛みへの心配

「外科処置は痛い」というイメージをお持ちの方が多いですが、適切な麻酔により処置中の痛みはほとんど感じません。術後の痛みについても、現在では優れた鎮痛薬により効果的にコントロールすることが可能です。
痛みの程度は処置の内容や個人差により異なりますが、多くの患者さまから「思っていたより楽だった」とのお声をいただいています。

腫れや機能への影響

処置後の腫れや口の開きにくさについても、適切な対処により最小限に抑えることができます。冷却方法、薬物治療、生活上の注意などについて詳しくご指導し、日常生活への影響を軽減いたします。
特に子育て中の患者さまについては、育児への影響も考慮し、可能な限り負担の少ない治療計画を立てるよう配慮しております。

緊急時の対応

急性症状への対処

親知らず周囲の急激な腫れや痛み、外傷による歯の破折や脱臼など、緊急を要する口腔外科的な問題に対しても、可能な限り対応いたします。まずは応急処置により症状の軽減を図り、その後適切な治療計画を立てます。
症状の程度により、当日の処置が困難な場合もありますが、痛みや腫れの軽減のための処置は積極的に行い、患者さまの苦痛を和らげるよう努めます。

他院からの紹介患者への対応

他の歯科医院からご紹介いただいた患者さまについても、適切な連携を取りながら治療を進めてまいります。紹介元の先生からの情報を詳しくお聞きし、治療方針について十分に検討した上で処置を行います。
治療経過についても紹介元の先生と情報共有を行い、継続的な治療がスムーズに進められるよう配慮いたします。

子育て世代への特別な配慮

当院には子育て中の患者さまが多く来院されており、口腔外科処置についても育児や仕事への影響を最小限に抑える配慮を行っております。キッズスペースを完備しているため、お子さま連れでも安心して処置を受けていただけます。
また、土曜日診療も行っているため、平日お忙しい方でも無理なく治療を受けていただけます。処置のタイミングについても、患者さまのライフスタイルに合わせて調整いたします。

予防的な観点からの口腔外科

口腔外科的な問題の多くは、定期的な検診により早期に発見することができます。親知らずの問題、嚢胞の形成、歯根の病変などは、症状が出る前に発見し、適切なタイミングで処置を行うことで、より侵襲の少ない治療が可能になります。
当院では予防歯科に力を入れており、定期検診の際にも口腔外科的な問題がないかを注意深く観察し、必要に応じて早期の対処をご提案いたします。

口腔外科的な処置が必要と思われる症状がございましたら、まずはお気軽にご相談ください。学芸大学リアン歯科では、患者さまの安全を最優先に考え、適切な口腔外科治療をご提供いたします。不安なことがございましたら、いつでも遠慮なくお尋ねください。

PRICE 当院では保険診療も
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