矯正歯科

矯正歯科は、歯並びや噛み合わせの問題を専門的に治療する歯科の分野です。単に見た目を美しくするだけでなく、正しい噛み合わせを作ることで、お口の健康を長期的に維持することを目的としています。

歯並びが整うことで、歯磨きがしやすくなり虫歯や歯周病の予防にもつながります。また、しっかりと噛めるようになることで消化を助け、発音の改善や顎関節への負担軽減など、お口全体の機能向上が期待できます。

こんな方におすすめ

人前で笑うのが苦手な方

歯並びが気になって笑顔に自信が持てない方へ

前歯が出ている・受け口が気になる方

見た目の改善で自然な表情をサポートします

歯の隙間に食べ物が挟まりやすい方

すき間を整えることで食事のストレスを軽減

歯が重なっていて磨きにくい方

歯磨きしやすくなり、虫歯・歯周病予防にも◎

噛み合わせが悪くて食べづらい方

しっかり噛めるようになり、顎の負担も軽減

発音が気になる方・顎が痛い方

機能面の改善で日常生活が快適に

お子様の歯並びが気になる保護者の方

永久歯への生え変わり時期に適切な治療で将来の予防に

当院の矯正歯科における特徴

当院では患者様一人ひとりのお口の状態やライフスタイルに合わせた治療計画をご提案しています。

治療前には詳細な検査を行い、レントゲン撮影や歯型の採取、お口の中の写真撮影などを通じて現在の状態を正確に把握します。その上で、治療期間や費用について分かりやすくご説明し、患者様にご納得いただいてから治療を開始いたします。

治療中は定期的にお越しいただき、装置の調整や清掃状況の確認を行います。何か不安なことや痛みがございましたら、遠慮なくお声がけください。患者様が快適に治療を続けられるよう、細やかな配慮を心がけています。

また、矯正治療後の保定期間においても、後戻りを防ぐための定期的な観察を行い、美しい歯並びを長期間維持できるようサポートしております。

矯正を必要とする症例

矯正治療が必要となる代表的な症例についてご説明します。

叢生（そうせい）｜乱ぐい歯

歯が重なり合って生えている状態。 → 歯磨きが難しく、虫歯・歯周病のリスクが高まります。

上顎前突｜出っ歯

上の前歯が前方に突出している状態。 → 見た目の悩みだけでなく、前歯で食べ物を噛み切りにくくなります。

下顎前突｜受け口・反対咬合

下の歯が上の歯より前に出ている状態。 → 噛みにくさや発音への影響があり、顎関節にも負担がかかります。

開咬（かいこう）

奥歯で噛んでも前歯が噛み合わない状態。 → 前歯で食べ物を噛み切れず、奥歯に過度な負担がかかります。

空隙歯列｜すきっ歯

歯と歯の間に隙間がある状態。 → 食べ物が挟まりやすく、発音にも支障が出ることがあります。

当院で取り扱っている矯正の種類

表側ワイヤー矯正

歯の表面にブラケットという小さな装置を取り付け、ワイヤーで歯を動かしていく最も一般的な矯正方法です。多くの症例に対応でき、治療効果も高く確実性があります。現在では審美性を考慮した透明なブラケットや白いワイヤーもご用意しており、従来よりも目立ちにくい治療が可能です。

小児矯正

お子様の成長期に行う矯正治療で、顎の成長を利用して歯並びを改善します。永久歯がすべて生え揃う前の混合歯列期に開始することで、抜歯を避けられる可能性が高くなります。取り外し可能な装置を使用することが多く、お子様の負担を軽減しながら治療を進めます。
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矯正歯科のメリット

表側矯正のメリット

幅広い症例に対応可能

長年の実績があり、複雑な歯並びにも柔軟に対応できます。

治療結果が予測しやすい

技術が確立されており、安定した治療効果が期待できます。

装置の調整がしやすい

細かな調整が可能で、症例によっては治療期間の短縮も。

費用を抑えられる傾向あり

他の矯正方法と比べて、比較的リーズナブルな価格設定です。

清掃しやすく衛生管理がしやすい

装置が見えるため、汚れの確認・歯磨きがしやすくなります。

裏側矯正のメリット

装置が見えない

歯の裏側に装着するため、見た目を気にせず治療が可能。 　→ 接客業・営業職など人前に出る方にもおすすめです。

虫歯になりにくい

歯の裏側は唾液で潤っているため、表側より虫歯のリスクが低めです。

前歯の後退に効果的

裏側からの力のかかり方が効率的で、前歯を後ろに下げる治療に適しています。

小児矯正のメリット

顎の成長を活かせる

成長期の骨の柔軟性を利用して、自然な歯並びへ導きます。

将来的な抜歯リスクを軽減

早期治療により、永久歯のスペース確保がしやすくなります。

悪習慣の改善につながる

口呼吸・舌の位置などを早めに修正し、全身の健康にも好影響。

費用・期間の負担が少なめ

成人矯正よりも費用を抑えられる場合が多く、治療期間も短めです。

矯正歯科のデメリット

表側矯正のデメリット

装置が目立つ

金属のブラケットやワイヤーが正面から見えるため、見た目を気にされる方には負担になることも。

口内炎ができやすい

装置が唇や頬の内側に当たり、擦れて炎症を起こすことがあります。

食べ物が引っかかりやすい

装置に食べ物が絡みやすく、食後のケアが必要になります。

発音しにくさを感じることがある

治療初期は装置に慣れるまで、話しづらさを感じる場合があります。

裏側矯正のデメリット

舌に違和感が出やすい

装置が舌側にあるため、慣れるまで違和感や痛みを感じることがあります。

発音に影響が出ることがある

特にサ行・タ行などが話しづらくなる場合があります。

治療費が高めになる傾向

装置の構造が複雑で、技術的にも高度なため費用が上がることがあります。

通院時間が長くなることも

調整に時間がかかるため、診療時間がやや長くなる傾向があります。

歯磨きが難しい

装置が見えにくいため、丁寧な清掃が必要です。磨き残しに注意が必要です。

小児矯正のデメリット

お子様の協力が必要不可欠

装置の使用や口腔ケアに本人の意識と習慣づけが求められます。

保護者のサポートが不可欠

装置の管理や清掃の補助など、ご家族の負担が増えることがあります。

成長による個人差がある

顎や歯の成長により、治療結果にばらつきが出る場合があります。

再治療が必要になることも

永久歯列が完成した後に、追加の矯正が必要になるケースがあります。

装置の使用時間が重要

取り外し式の装置は、使用時間を守らないと効果が十分に得られません。

矯正歯科の流れ

矯正治療は以下のような流れで進めてまいります。

ステップ1：初回無料相談

お悩みやご希望を丁寧にヒアリングし、お口の状態を確認。 → 治療の必要性や大まかな方針をご説明します。

ステップ2：精密検査

レントゲン撮影・歯型採取・口腔内／顔写真の撮影を実施。 → 詳細な診断を行い、治療計画の準備を進めます。

ステップ3：治療計画のご説明

診断結果をもとに、治療方法・期間・費用などをわかりやすくご案内。 → ご納得いただけましたら、治療を開始します。

ステップ4：装置の装着・定期調整

月1回程度の通院で装置の調整を行い、進行状況を確認。 → 必要に応じて治療計画の見直しも行います。

ステップ5：保定・経過観察

装置除去後は保定装置を使用し、歯並びの後戻りを防止。 → 定期的なチェックで安定した状態を維持します。